人気のフレンチレストランのシェフ

料理を職業とする人は繊細な神経の持ち主が多いと思いました。
また絵の上手な方が多くいらっしゃるとも思いました。
私の知っているフレンチレストランのシェフは絵がご趣味で、見に行く事も買うこともご自身で描かれる事もお好きだとおっしゃっていました。
シェフのレストランには小さい額縁に飾られた絵が各席の背面の壁に飾られていて、それはシェフが少ない休みの時間に描かれたものだとおっしゃっていました。
シェフの作られるお料理はとても強い表現のように思うのですが、描かれる絵はその正反対のようでとても優しくメルヘンチックでした。
あまりにも優しい絵でしみじみ見させて頂いていると、シェフはその絵のはがきを差し出して私に下さるとおっしゃってくださいました。
お客様で私のような人が多くて、絵が欲しいとおっしゃる方が後を絶たないのではがきも作られたということでした。
本当に素敵なご配慮やおもてなしだと感激しました。
食べるということは愛情を受けとるという意味合いもあると聞いた事があります。
シェフのお店が繁盛されているのは、シェフのお人柄にファンが多くてのことではないかと思いました。
雑誌の取材にも何度か応じているシェフは、これからももっと人気がでるのではないかと思いました。
以前何かの漫画で「野菜を食べたければベジタリアンになれば良い、お腹を満たしたいならハンバーガーを食べれば良い、幸せになりたいならフランス料理を食べれば良い」という文を読んだことがあります。
これはいささか大げさな表現かもしれませんが、フランス料理が人を幸せにするということは事実でしょう。
我々がフレンチレストランを敬遠する最大の理由はマナーが分からないからです。
何がタブーで、道具はどこから使えば良いのか。
そうしたことが分からないために不安になり、食事を楽しめないと思いこんでしまうのです。
しかし、店側はそんなことを考えていないのではないでしょうか?マナーを守るのも良いですけど、幸せになってもらいたい。
その一心だけだと思うのです。
元々のマナーにしたっておそらくはそうした方が使いやすいよという意図で店側の善意から始まったものなのではないでしょうか?それが皆が真似するようになるといつしかマナーとなり、分からないと入りにくいという空気を作ってしまった。
これでは店側とするとマイナス効果です。
ですから分からないなら分からないなりに店の人に聞いたりすれば良いのです。
フレンチレストランにはソムリエがいますが、その人抜きでワインを選ぶのは単なる無謀でしょう。
彼等はもてなしのプロなんですから彼らの指示に従ってさえいれば問題ないはずです。
確かに高級店ともなると場違いという印象を抱いてしまって料理の味が楽しめなくなってしまいますが、よほど酷いことをしなければ問題にはなりません。
メニューもシェフのお任せなんかにすると腕も分かって、メニューに悩む必要もなくて良いですよ?もっと気軽にフレンチレストランを楽しめる時代が来てくれると良いですね。